1/14/2013

ヨーギー、ヨギーニ必読の奥義書

久しぶりの読書感想文。

ヨーガを行ずる人には、絶対に読んでもらいたい本です。

ヒマラヤ聖者が伝授する《最高の死に方&ヨーガ秘法》



私のヨーガの師匠である、アーカーシャ・ギリ/成瀬雅春先生が出版された本です。

今まで、何十冊と本を出版されていますが、その中でもこの本は、非常に内容の濃いものです。

ヨーガの本というと、アーサナの写真にその説明が添えられている、というのが一般的です。

先生も、

ハタ・ヨーガ完全版

という実践書を出版されています。 

もちろんヨーガを実践する上では、手放せない本です。いつも傍らにある私の教科書です。

ですが、この新著では、どうしてもそのような実践書では伝えきれない細かい部分を、主人公が段階を積んで修行していく姿を小説というスタイルで書くことにより、わかり易く奥義を公開しています。

なんと、主人公の桐生大悟はもともとサーファーだった、というところが、まずワタクシにはたまらないところですが、その桐生大悟が、ひょんなことからヨーガに出会うところから始まり、インドに行き、ヒマラヤで師匠に出会い、その元で厳しい修行を積んでいく、という様子がありありとリアルに表現されています。

ガンジス川の源流「ゴームク」
ここで桐生大悟は命懸けの修行をする。

クンダリニーを覚醒させる技法、ツンモといって自分で体温を調整する技法や、ルンゴムという空中歩行の技法、瞑想で意識を拡大させる技法、悟りの最高境地へと至る過程、そしてマハーサマディーといって自分の死をコントロールするという最高奥義に向け、段階を踏んで体得していきます。

一歩間違えれば濁流に飲まれ命を落とすギリギリのところで、
ツンモにより深い瞑想の境地を愉しむアーカーシャ・ギリ
2011年 ゴームクにて

それは、どこかの参考文献から引っ張って来た知識や情報ではなくて、筆者である先生がご自分で修行された体験を通して書かれているので、つっかえることなく読み手に入ってくるのです。

ヨーガの本来の目的である「自分を知る」ということがどういうことなのか、「死」とは、「解脱」とは、「宗教」とは、などということを知るためのヒントがこの本の中には散りばめられています。

どのレベルの人であっても、この本の中から修行の向上のための手掛かりが見つけられるでしょう。

ヨーガの本は数えきれないほど世の中にありますが、ヨーガスートラやプラディピカなどを含めても、この本ほど体験を伴って書かれた本は無いと思います。

ヨーガを実践する方には絶対に読んでもらいたいですし、ヨーガをされない方でも、ヨーガについての考え方が変わると思います。

ぜひぜひご一読ください!!



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