9/02/2013

インドでは「問題ないよ!」が大問題!!

そして次の日。 (前日までの模様はコチラ

朝起きるとレセプションには、若い男の子がパソコンに向かって、携帯でずーっと話してる。

現地の言葉かと思っていたら、どうやら英語の様子。インド訛りの英語を聞いて、インドにいることを実感。

にしても、今までに聞いたことのないくらい強いアクセント。

そうだ、ここは南インドだ。ヒンドゥー語じゃないんだもんね。

インドは22の公用語があって、方便を入れると2000近くの言語が話されている大国。ちなみにオフィシャル言語は、英語とヒンドゥー語。

英語といっても人によっては、日本人のカタカナイングリッシュ並みに、外人には聞き取りにくいインディグリッシュ。

さて、この受付の男の子。

俺らがいることに全く驚いた様子もなく、普通に「グッモーニン、サー!」ときた

ん? そのリアクションに俺がびっくり。

普通だったら、お前らどうやって中に入ったんだ?ってなるでしょうよ。

夜中に到着して、忍び込んだことを言っても、「ヘェ〜、そうだったんだ」みたいな。「ソーリー」の一言ももちろん無い。

さすが、インド!なのか、この子がぬけているのか、はたまた肝っ玉がでかいのか、、、。



朝食は、イングリッシュ ブレックファースト。

まずは宿の裏にあるビーチをチェック。



汚いビーチに、茶色い水に、オンショアに、向こうには工業地帯。

でも、ビーチにはかわいいゴミ箱。インドでは色んな動物がUSE MEとゴミ箱を持ってくれているんだけど、残念ながら、インドの人たちはゴミ箱の中ではなくて外に捨てるみたい、、、。



ということで、速攻引き返し街の探索。



インドにもライオンズ クラブ?



これ、チャイニーズ フィッシャーマン ネットと言って、漁師たちは原始的なやり方で漁をしている。




久しぶりにインドのカレーを食べながら、今後の予定をワイフとミーティング。




まず最初は、サーフアシュラムに行って、様子をみて、情報をゲットして、それから動こうという予定。

本場インドでのサーフアシュラムを、この目で見て空気を吸って雰囲気を味わって勉強するという、長年の夢。

ホームページだけでは行き方もよく分からないので、電話で聞くことに。

「明日から、アシュラムに行きたいんですが、部屋は予約できますか? アクセスを教えてください。」

「今、モンスーンでオフシーズンなので、アシュラムはクローズしています。海はラフでサーフィンできません。」

「ソ、ソーリー? 今なんておっしゃいました? クローズ?」

、、、。

OMG!!!

まじかよ? やってないの? ウソでしょ?

今度はカフェで緊急ミーティング。




そもそもワイフはサーフィンのことなんてどうでもいいので、「あんたの好きにしなさいよ」的なアティチュード。

むしろ、サーフィンなんかじゃなくてヨーガのアシュラムに行きたいの、的な。

北へ行くか、南へ行くか、東に行くか、サーフィンは諦めヨーガに行くか、、、。

ここでのチョイスでこの旅の全てが決まるターニングポイント。3週間しかないので、ミスは許されない。全神経を集中させて決断しなければならない正念場。

iPhoneを駆使してあらゆる情報を調べるが、インドでの波乗りの情報は少なく、すぐ同じページに戻ってきてしまう。

後は、自分の直感とインスピレーションに頼るしかない。

どう思うか意見を求めると、ワイフはつまらなそうにFacebookタイム、、、。

「わたしはどこでもいいわよ。あなたの好きになさってね。」

そうよね、俺が決めるしかないもんね。彼女にとってはどこ行こうが俺に付き合わされるだけだもんね、じゃあ勝手に決めちゃうね、ということで、南下決定!

早速、電車のチケットを買いに、トラベルエージェンシーに。

オフシーズンで、あまりにもヒマそうでやる気のなさ過ぎるオヤジがお二人。




ここから駅まではバス。バス停は、すぐそこにあると言う。

インドでの「すぐそこ(around the corner)」は基本的に日本人の「すぐそこ」とは感覚が違うのを忘れては行けない。

翌朝、これが「すぐそこ」かよというくらい歩いて、




歩いて、



朝の掃除を横目に、



バス停に到着。

オヤジは、every 10minits にバスは出てるから、no problem だと言っていたが、バスは30分後に出発だと言う。




あー、それ知ってる知ってる。だと思ったよ。だから1時間余裕みて早く出てきてるから大丈夫!

インド全国津々浦々で耳にする「no problem」ほど、problem なものはない。no problem だということが problem なのだ。

ちなみにイライラしている時にこの「no problem」が出てくると、イライラが怒りに変わるので要注意。




1時間早く出たといっても、バス停で30分ロスしているので、今ハマっている渋滞が気になりだしてくる。

さらにモンスーンだけあって、ピーカンに晴れていても、一瞬で土砂降りのスコールがくる。



お願いだから、バス降りる頃には雨やみますように。




でも容赦無くガラスに打ち付ける雨。

この雨で車の流れも遅くなり、だんだん心は焦り出す。あと20分。

だんだんと市街地らしくなり、看板にもStation の文字が出てくるようになり、ホッと一安心。

すると、車掌が「ここだ!降りろ」と教えに来た。

インドでバスに乗る時は車掌と運転手それぞれに、乗るバスの行き先を3回づつ確認して、目的地のバス停に着いたら教えるように3回づつ念を押しておくことにしている。これ、非常に大切。

電車の時間まで15分を切っている。あまり余裕はないので、リキシャに乗ることに。

運ちゃんに「Ernakulam Station」というと、

運ちゃん「north or south?」
俺「ん? エルナクラム ステーション!」
運ちゃん「だから、ノースがサウスかどっちだ?」
俺「いや、だからエルナクラム ステーションだって言ってんでしょ⁉」
運ちゃん「エルナクラム駅には、ノースとサウスがあんだよ!」

俺「は? わっつ? まじで、そんなの聞いてねーよ!」と逆ギレ。だって後10分だよ!

ワイフ「早くチケット見せなさいよ。」

お!さすが、頭いい~!冷静ですね、お嬢さま、、、。

チケットを見せると、

運ちゃん「OK! Sir! It's North Station!」

今度は俺が「ヘイ!マイ フレンド!電車までオンリー 10ミニッツなんだ!間に合うように行ける?」

運ちゃん「ヘイ、ダンナ!! NO PROBLEM!!」

で、出た~!この後に及んでノープロブレム?
ホントかよ?大丈夫?

でも、ここであがいてもしょうがない。あとは、天に身を任せ、なるようになるしかない。

インドを旅していると、細かいことを気にしなくなる。いちいち気にしていたらストレスでいてもたってもいられない。

ここら辺が、インドが合う人、合わない人の分かれ目だと思う。

特に、細かい、繊細な部分を大切にするカルチャーをもつ日本人には、あり得ないことが多すぎるのだ。

ふと横を見ると、ワイフは涼しい顔で、大丈夫でしょ?

あらま、お嬢さまが大丈夫ならワタクシも大丈夫でございます。
でも、お願いだから、乗り遅れても俺のせいにはしないでね。

さすが、俺は世界の中心。

ジャスト オン タイム でプラットホームに滑り込む。あぶねー!初日からやらかすとこだったぜ。

と、時間なのに電車が来ない? 来てない?まじで? 行っちゃった?

まさかの、駅、違ってる?

運ちゃんの「NO PROBLEM!」やっぱり信じちゃダメだった? 違う駅に連れて来られた感じ?



チケットカウンターの壁に書いてある時刻表を見ても、行き先がさっぱりわからん。

でも、やっぱり俺は世界の中心。

遠くの方から電車がゆっくり駅に入ってきた。




これで、やっと一安心。

着いてからのことは、向こうについてから考えよう、、、。

ケセラセラ、、、。



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